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南郷アートプロジェクト2014|南郷Re-collection

barスマモリ★マスター対談

「barスマモリ」は、島守との関係の有無を問わず、さまざまな方が月替わりでマスターを務めます。そして、そのときの感想や、島守のこと、地域に対する想いを率直に話してもらう「マスター対談」をしていただいています。10月のマスターを務めたのは、はっちの元コーディネーターの今川さんと大粒來さんです。はっち開館前からの長いお付き合いがある3人らしい話がたくさんですよ。お楽しみください。聞き手:大澤苑美(南郷アートプロジェクト事務局)

自分の得意技を発揮できる場所、もう一つの自分を探すことができる場所

山本:
とにかく楽しい夜でしたね。いや~安心して飲めました(笑)。
今川:
山本さんが飲まないほうがむしろ心配(笑)。なのでよかったです。
山本:
ずーと忙しそうでしたけど、大丈夫でしたか?
今川:
忙しかったね~。
大粒來:
あんなに働いたの、バイト以来かも(笑)。
山本:
にぎやかだったし、南郷アートプロジェクトのFacebookを見て来てくれた三戸と五戸からのお客さんも普通に楽しんでたみたいだしよかったです。ホント、ありがとうござました。
大粒來:
来る人、来る人なんか食べるもんないの?って聞いてくるから頑張ったよね~。
今川:
白浜のお休み処で料理を作っている磯島さんって方が頑張ってくれた。「はっち魚ラボ」で招聘している、写真家の田附勝(たつきまさる)さんの撮影でお世話になっているんだけど、「barスマモリ」の話をしたら関心があるみたいだったので、お誘いしました。
大粒來:
料理長だったよね。すごく助かった。
今川:
バーというからにはお酒にもこだわりたいということで、八仙ボーイズも来てくれて。
山本:
菊酒とか日本酒のカクテルとか、いろいろ出してくれて盛り上がりましたねー。また来てくれたら嬉しいけど。
今川:
彼らは会社をPRするために来たのではなくて、お酒を出すって仕事が好きで、お酒を通じて、いつもとはちょっと違う人や機会に触れてみたいと思って来てくれたんだと思います。
山本:
すばらしいですね~。
今川:
いろんな人たちが来ていて、彼らも勉強になったと言ってましたよ。自分の得意技を発揮できる場所、もう一つの自分を探すことができる場所みたいな感じはあるかな~と思います。だからおもしろかったです。ただ、黙々と作っててほとんどみんなと話ができなかったんですよね~。会話は聞いてるから、無言で会話に入っている感じだったけど(笑)。
山本:
22時超えたらオーダーストップにしたほうがいいのかもね。先月のマスターの今泉さんにもずっと料理を作らせちゃったし。
大粒來:
そういうルールみたいなのがあったほうがいいかもしれないね。うちらはおもしろかったけど、キツイと思う人もいるかも。

どういう人たちとどんなことができるのかなって考える

大澤:
山本さんはアーティストとして、今川さんと大粒来さんはコーディネーターとしてはっちでアートに関わる活動していたと思うけど、南郷アートプロジェクトに対してこんなことを思っているとかあればぜひ聞きたいです!
山本:
アドバイスとか。
今川:
アドバイスはないですけど…。5月のマスターの聖子さんとか、6月のマスターの坂本さんとか、いつも来てくれてるメンバーがいますよね。彼らはお客さんではあるんだけど、ホストの側になっているというか、山本さんの仲間になってるなって感じました。彼らみたいな支援者がいることで、いろいろなことが進みやすくなってると思います。

はっちの「八戸のうわさ」の時もそうだったけど、山本さんの周りに、ちょっとしたことで関わって得意技を発揮してくれる人たちがいる。まちなかだと人数が多いから仲間を増やしやすいように思えるけど、本当にガチで付き合ってくれる人は実はあまり多くないんだよね。
山本:
中心街だと何かに関わることが、自分の商売と直接関わってくることもあるからね~。なかなか自由に参加できない場合もあるよね。
今川:
私自身は「魚ラボ」で、ハマの人たちと関わることが多いけど、この地域とのプロジェクトが続いていくとしたら、どういう人たちとどんなことができるのかなって考える。山本さんと島守の人たちの関係性は、理想に近いのかなって。
山本:
うん、本当にありがたいです。でも、僕自身まだまだできることがあるんじゃないかと思ってるんだよね。

この前ね、いつも来てくれる地元のメンバーに、「barスマモリ」を南郷アートプロジェクトから切り離してやるとしたらどうすればいいかな?って話をしたんだけどさ。こうやって対談をして、文字おこしをして、印刷して新聞折込に持っていくっていうのを実際に自分たちでやろうとするのはなかなかね…。みんなの負担にならないようにしたいけど、僕が全部やってしまってはあんまり意味がない。でも無理強いはしたくない。「やろうぜ!」って立ち上がれるように、みんなでできる方法を考えていかなきゃいけないよね。「すまもり中世の田んぼクラブ」は地域の人が自分たちで立ち上がってどんどん引っ張ってくれてるんだよね。すばらしい形だと思う。
大粒來:
文字おこしとか折込だけだと、集まろうっていうのは厳しいかもしれないね。何か楽しいことがあって、そのついでに「チラシ折ろうー」とかね。
山本:
「あそこに何かを作ろうぜ!」っていう目標があって、そのために資金を集めるとかね。もっと魅力的な目標がないと厳しいかもしれないね。難しいですよ、こういうことは。
大粒來:
第1ステップとしてみんな来てくれるのは嬉しいよね。でも、今はまだ「お客さん」だと思う。第2ステップとして、みんながあの場でどう振舞うのかっていうのを考えていかなきゃいけないんだろうね。それぞれの楽しみ方があって、みんな同じ方向を向いているわけではないしね。
山本:
立ち上げたのは僕だけど、これがなくなったらまた昔の村になってしまう。続けたいな、続けようよってみんなで思えば、腰をちょっと上げるかもしれないな。まずは「barスマモリ」がもっと知られて、村の人たちも来て、誰もがお客さんにもマスターにもなるっていうフラットな状態に来年はなったらいいな。でも、時間はかかりますね。いつかここを運営してみたいって人が出てくればね。「barスマモリ」が担っていることをどこか別の空き家に移してもいいだろうし、いろんな可能性はあるんじゃないかな。今はまだ種を蒔いて、芽が出てきたかなっていう感じですかね。

三戸・五戸

八戸の隣町

白浜

八戸の沿岸地区の一つ。

はっち魚ラボ

八戸ポータルミュージアムで行っている、八戸の魚文化・海文化に焦点を当てていくアートプロジェクト。

田附勝(たつきまさる)

1974年富山県生まれ。1998年、フリーランスとして活動開始。同年、アート・トラックに出会い、9年間にわたり全国でトラックやドライバーの撮影を続け、2007年に写真集『DECOTORA』(リトルモア)を刊行。2011年には写真集『東北』)(リトルモア)を刊行し、第37回(2011年度)木村伊兵衛写真賞を受賞。

八仙ボーイズ

市内にある八戸酒造株式会社で酒造りをしている男性2名

八戸のうわさ

山本耕一郎による人と人との絆をつなぐアートプロジェクト。八戸市中心街にある店舗や事業所を取材して、まちの人たちの「うわさ」としてまとめ、フキダシ型のシールにしてまちなかに貼り出した。

ハマ

八戸の港町エリア。

すまもり中世の田んぼクラブ

詳細については「山本さんと島守のこと」のページを参照。(http://nangoartproject.jp/2014/shimamori-arekore/yamamoto-shimamori)